子供に習わせたいのですが、何歳から始められますか

3歳ごろから始められるお子さんもいれば、小学校入学前後からスタートされるお子さんもいます(何を隠そう私は5歳から始めました)。成長には個人差がありますが、レッスンが成立する目安になるのは次の5つだと考えています。

  1. 基本的な生活習慣がついていること
  2. 先生やお家の方の指示を聞けること
  3. 上下左右の概念がわかること
  4. 10個ぐらいのものを数えられること
  5. 30分立っていられること

とは言え、何よりいちばん大切なのは「お子様が何らかの形で音楽に興味を示していること」です。嫌いなものは長続きしません。お家で日常の一部として音楽を流しておいたり、周りの大人が音楽で楽しそうにしている姿を見せることも教育の一環です。

家で練習が必要ですか?

もちろんです。音楽系の習い事は、習ったことを復習→繰り返し練習して身につける→次のレッスンに来る、というサイクルを繰り返して初めて上達します。プールに行って練習するスイミングとの大きな違いですね・・・。

家で練習できる環境を整え、時間を作り、練習の習慣をつけさせる・・・本当におおごとですね。ご家庭でのサポートが大きなウエイトを占める習い事なのは事実ですが、一生楽しめるものを身につけると考えれば、立派な財産です!60~70歳代の、定年前後からヴァイオリンを再開された生徒さまの口からは、必ずと言って良いほど「子供の頃、親が習わせてくれたことに感謝している」という言葉が出てきます。

1ヶ月に何回通えばよいでしょうか?

年齢やご要望によって異なりますが、小学生以下の生徒さんは原則月3回いらしていただきたいです。レッスン間隔が空くことで、少なくとも次の3つの悪影響が考えられるためです。

  1. 習ったことを忘れてしまう
  2. 間違った方法で練習を繰り返す可能性が高い
  3. レッスンに通う習慣がつかない

中高生や中学受験を控えた小学5~6年生の場合は月2~3回、大人の方は月1~2回通われる方が多いです。

子供のレッスンには、保護者が同伴したほうが良いですか?

未就学児~小学校低学年は保護者同伴が望ましいです(やむを得ない場合を除く)。練習の習慣をつける時期ですし、正しいフォームを身につける上でも、お家で練習サポートをして頂けると大変有難いです。

成長とともに、1人でレッスンを受け、家で復習し自分で譜読みをする段階に入ります。一時的に進みが遅くなる場合もありますが、大切なプロセスで誰もが通る道。途中過程を見守ること・サポートすることも講師の仕事です。1人でレッスンを受けるお子さんには、保護者の方と送迎の時にお話しさせて頂いたり、メール等で密に連絡を取るようにしております。

どのぐらいで上達しますか?

音楽や練習に対する姿勢や練習量と密接にかかわるので、一概には申し上げられません。幼い生徒さんの場合は、お家でのサポートも不可欠です。音楽に多くの時間を注がれる方ですと、3ヶ月ほどで何かしらの効果を実感されることが多いようです。

絶対音感は身につきますか?

「結果として身につく人もいる」とお考えいただければと思います。「絶対音感が無いとダメ」ということはありませんし、絶対音感がかえって邪魔になるケースもみられます。

練習していないのでレッスンを延期できますか?

「仕上がっていないからレッスンに行けない(行きたくない)」・・・そのお気持ち、お察しします。でもレッスンには来てください!通う習慣をつけるのも立派な練習です。レッスンに来て、一緒に練習しましょう。

予約したレッスン日の都合が悪くなってしまいました。振替レッスンはありますか?

変更が可能な場合もありますので、わかった時点でご相談ください。なお、学校行事など前もってわかっている予定がある場合は、その日を避けて予約してください。何度も変更やキャンセルが続く場合は、変更をお断りすることもございます。

無断欠席・当日キャンセルにつきましては、キャンセル料としてレッスン代100%頂きます。ただし、学校で出席停止になる感染症によるものの場合は、別途定めます(下記参照)。

インフルエンザや新型コロナウイルスに感染してしまいました。

感染予防の観点から、レッスンはお休みください。学校で出席停止になる感染症の場合は、無断欠席でない限りキャンセル料は頂いておりません。

正直な理由は、「キャンセル料かかるなら行っちゃおう!」という考えで来られてもこちらが困るからです。そもそも、体調が万全でない状態でレッスンを受けても効果はありません。

同居家族の方が感染していて本人が元気な場合は、Zoomによるリアルタイムオンラインレッスンや動画添削オンラインレッスンをご検討ください(リアルタイムオンラインレッスンは、対面レッスンを定期的に受講している生徒さんのみにご案内しております)。

出張レッスンしていただけますか?

日時や場所によっては可能な場合もございますのでお問い合わせください。レッスン代+実費交通費をいただきます。また、場所代も併せてご負担ください。

受講生が数名いらっしゃれば、交通費・場所代の1人あたりのご負担が減ります。

楽器はどのぐらいの頻度でメンテナンスに出せばよいですか?

行く人は1ヶ月経つか経たないかぐらいの頻度でしょっちゅう行きます・・・と言ってはみたものの、こういう疑問が沸くのは、あなたが「メンテナンスに久しく行ってない(or ヴァイオリンを買ってから一度も行ったことが無い)」からですね!?(そうとは限りませんよね。決めつけてすみませんm(_ _)m)

メンテナンスは、言ってみれば健康診断のようなもの。あまり弾く時間がとれなくても、少なくとも年に1回は行くことをお勧めします。職人さんのお話を聞かせていただくのも楽しいです!運が良ければ目の保養に良い楽器を見せて頂けたり・・・するかも。

ちなみにここで言う「メンテナンス」は、弓の毛替え・楽器の状態を見てもらい調整について相談する(必要なら入院)、などを指します。ビックリされるかもしれませんが、弓の毛は消耗品です。お馬さんに感謝。

弦はどのぐらいの頻度で換えればよいですか?

確実にアウトなのは「切れたら換える」。電球じゃないのよ。

毎日10時間弾く人と週末だけ弾く人でも違うし、弦の材質によっても違うし、E線と他の3本でも違うので一概には言えないんですが、せめて1年に1回は換えましょう。気分がルンルンになってテンション上がりますよ。新品の弦は調弦が安定するまで時間がかかるので、個人的おススメな張り換えタイミングは、気合の入った本番の1週間前あたりです。

あと、張り換えた弦(=古い弦)を予備で1セット、ケースに保管しておくのをおススメします。本番で突然弦が切れちゃった時のために。

このカタログにある楽器の中でいちばんのお薦めを教えてください。

単刀直入に申し上げますと「個体差なので実物を弾いてみないことにはわかりません」←これ以外の返答が思いつきません・・・と言ってしまうのも忍びないのでもう一つ。「弾いてみて、弾く本人が気に入る楽器を選んでください」←弾く人にしかわからない良し悪しがあります。

ご予算の都合もあるでしょうし、信頼のおける楽器店や今習っている先生のアドバイスを受けるのが第一です。楽器は買って終わり!ではないので、メンテナンスをお願いできる職人さんがいる楽器店だと心強いです!

なお、とーっても高価な楽器を買う時は、セカンドオピニオン的に複数の楽器店や職人さんにみてもらうケースが多いようです。

弦や松脂のお薦めはありますか?

好みにもよりますし楽器との相性もあるので、一言だけ。「いろいろ試しましょう」

今習っている先生や楽器屋さんに聞くのも一つの手です。

今習っている先生の言うことが理解できません。

そう言われても・・・困ったなぁ。

私が今まで経験した中では、こういうケースがありました。

  • 「この知識は生徒さん知ってるかな?」と思って話してたらそうでもなかった(確認不足で申し訳ありません…)
  • そもそも、人の言うことを聞く気が無い生徒さんだった(ほな習いに来んでええやん)

先生にも理由があるでしょうし、あなたにも理由があるのかもしれません。あなたの置かれた状況がわからないので、この場では何とも申し上げられないです。

もう一つだけ。これはソルフェージュ受講生の話ですが、「ソルフェージュを習うようになってから実技の先生が仰ることがわかるようになってきた!」と皆さん口々に仰るのです。要するに、先生側が思う「これは知ってるよね」という前提知識と生徒側の前提知識に差があったわけですね。実技レッスンの理解を深める知識をつける時間であるソルフェージュも習うと、もしかしたら理解度が上がるかもしれません。

アマチュアオーケストラに参加しているのですが、スコアは必要ですか?

はい、ぜひ入手してください!パート譜だけでは曲の全体像がわかりません。当教室のオーケストラ曲特化コースでは実用的なスコアの読み方も一緒に学習できますので、どうぞご検討ください。遠方の方はオンラインレッスンもあります。