音程には3つの意味がある?3つの意味を理解してヴァイオリン上達につなげよう!
こんにちは!流山のヴァイオリン・ソルフェージュ教室です。
ヴァイオリンは音程を自分で作る楽器だから難しい・・・とよく言われます。
でも、「音程」という言葉にいくつもの意味があることをご存知ですか?
音程の意味①:ピッチ・イントネーション
ヴァイオリンのレッスンで「音程に気をつけて」と言われること、ありますよね。私もレッスン中によく使います。
この場合は、ピッチ(Pitch)や、イントネーション(Intonation)のことを指しています。
ピッチは、音の高さそのものを指します。
言葉自体は「正しい音を出すためにピッチを正確に合わせましょう」といった感じで使います。
イントネーションをwikipediaで調べると、こうなっています。
音声言語において文または発話全体につけられた音の高低(ピッチ)のパターンを言う。音調(おんちょう)や抑揚(よくよう)とも言われる。
弦楽器では、前後の音や、相手の音を聴きながらピッチを微調整します。
音程の意味②:インターバル
いっぽうで、一般的な音楽用語としての「音程」は2つの音の間隔、つまりインターバル(Interval)を指します。
インターバルは、数字で表します。
音程(インターバル)の数え方
- 「ド」から少し上の「ミ」に向かう時は、「ド・レ・ミ」と3つ音があるので3度。
- 「レ」から上の「シ」なら、「レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ」と数えて6度。
- 「ド・レ・ミ」と「レ・ミ・ファ」はどちらも3度だが、半音の数が違うので「ド・レ・ミ」を長3度、「レ・ミ・ファ」を短3度と呼んで区別する。
ピッチの正確さはイントネーションとインターバルで決まる
自分で音を作るヴァイオリンでは、ピッチを正確にとることが大切です。それだけで上手に聴こえます!
ところが、勘違いされやすく難しいのが
- 「ド・レ・ミ・ファ・ソ」のような、音階の中の「ミ」
- 「ド・ミ・ソ」のような、和音の中の「ミ」
この2つの「ミ」のピッチが、微妙に違うこと。。。ほんの数セント差ですが。
でも、聴き分けられる方はけっこう多いのでご安心ください!
その場における正しいピッチを聴き分けるにはどうしたら良いかと言うと、
イントネーションやインターバルに対して意識を持って、自分が出した音を聴きましょう。
意識を持って、自分が出した音を聴くクセをつけることが、演奏の美しさや正確な音を出す力に繋がっていきます。
また、取りにくい音程(インターバル)は、作曲家が意味を込めて書いているケースが多々あります。些細な知識かもしれませんが、曲を仕上げる時のヒントになります!
まとめ
「音程」という言葉には3つの意味があり、ヴァイオリンレッスンでは主に「ピッチ・イントネーション」を、一般的な音楽用語としては「インターバル」を指します。
イントネーションやインターバルに対して意識を持つと、良いピッチでヴァイオリンを弾けるようになります。ぜひ意識してみてくださいね!