バイオリンはどれくらいで弾けるようになる?
バイオリンを始めたい方や、お子さんに習わせたい親御さんからよくいただく質問に、

どれくらいで弾けるようになりますか?
というものがあります。
でも実は、この質問にはっきりと答えるのはとても難しいんです。
今回は、その理由を2つに絞ってお話しします。

気になるのはごもっともですよね。少なからずお金も発生するし。
上達スピードが人によって違う2つの理由
その1:取り組み方の温度が違う
同じ「練習しています」と言っても、その中身は人によって全然ちがいます。
- 毎日のように何時間も取り組む人
- 毎日30分、能動的にコツコツ続ける人
- お母さんに叱られるから毎日10分だけ仕方なしに弾く子ども
- 3日に1回くらいケースを開ける人
- レッスンのときだけ楽器を出す人
さらに、
- 毎日弾いていても、自分の音をよく聴きながら弾ける人
- とにかく指を動かすだけで終わってしまう人
- 練習は少なめでも、音楽を聴くのが大好きで耳を育てている人
…といった違いもあります。

同じ「1年習った」でも、積み重なるものが大きく違うんです。
その2:家族の理解や一体感のちがい
もうひとつ大きな要素は、家族の関わり方です。
- 家族団欒の時間に音楽が流れていて、みんなで楽器を楽しむお家
- 本人は一生懸命やりたいのに、「うるさい」「やめなさい」と言われてしまうお家
- お母さんは厳しく見守っているけれど、本人は「音を出していれば合格」と思っているお家
同じようにレッスンに通っていても、こうした違いが練習の雰囲気や意欲に大きく影響します。
子どもも大人も大切なのは「続けられる環境」
「どれくらいで弾けるようになるか?」の答えは、
その人の取り組み方と、家族の関わり方によって大きく変わる
です。
だからこそ大切なのは、
「どれくらいで弾けるか」よりも「どうやって楽しく続けるか」 に目を向けること。
バイオリンは習得に時間がかかる楽器ですが、
その分、ひとつひとつの成長が大きな喜びになります。
これから始めようとしている方も、ぜひ
「何年習えば何が弾けるか」を気にしすぎずに、
自分やお子さんに合ったペースで、楽しみながら続けることを大事にしてくださいね。
それでは、流山のヴァイオリン・ソルフェージュ教室でした!