バイオリンやめようかな…と思ったら読んでほしい話
こんにちは!流山のヴァイオリン・ソルフェージュ教室です!

バイオリン、そろそろやめようかな…

子どもが全然練習しないんだけど…

このまま続けさせるべき?
こういう相談、本当に多いんです。
でも、やめる前に一回立ち止まってください。
何が原因でそう思うのでしょうか?
ここを整理すると、意外とスッキリします。
今回は、レッスン現場でよく見かけるケースをもとに、
「やめた方がいい時」と「続けた方がいい時」を正直にお話しします!
バイオリンをなぜやめたい?理由をはっきりさせよう
あなたがバイオリンをやめたい(やめさせたい)と感じる理由は何ですか?
私の経験則では、おおよそ次の6つに分類されます。
バイオリンをやめたい理由の代表例6選
- バイオリンが嫌い
- 月謝が高い
- 体力的にきつい
- 成長が感じられない
- 練習しない(できない)から月謝がもったいない
- 他に一生懸命やりたいことがある
いかがでしょう?あなたに当てはまるものはありましたか?
それでは、一つずつ掘り下げていきます!
バイオリンが「嫌い」の正体
「バイオリンが嫌い」って言葉だけだと、実はやめる理由に全くなってないんですよね。
中身をほぐすと、だいたいこの5つに分かれます。
● 練習が嫌い
誰でもそうです。笑
“嫌い=やめるべき” にはならないパターンが多いです。

長い人生、逃げたくても逃げられない状況ってありますからねぇ・・・(意味深)。
● 音楽そのものが嫌い
この場合は、無理に続けなくてOK。
● 先生がちょっと苦手
人間同士ですから、相性はあります。
どうにも合わないなら、先生を変えるのも選択肢。
● バイオリンの音が苦手
意外と「耳元で音が鳴るのが苦手」という子もいます。
音楽が嫌いじゃないなら、別の楽器に挑戦するのはアリ。
● 好きじゃないけど別に嫌いでもない
このタイプは「続ける理由」がちゃんとあります。
嫌いじゃないなら、続けた方が後々のメリットが大きい。
伸びしろもあります。
「月謝が高い」と感じるときは…
まず、何が“高い”と感じるのかを言語化してみましょう。
その上で、先生に「こういうことを求めてます」と相談してみるのがオススメです。
意外と、先生側にも提案できることがあるかもしれません。

流山のヴァイオリン・ソルフェージュ教室では、レッスン回数やペースを自分で決められます。上手に活用してくださいね。
体力的にしんどい場合
立って弾くイメージが強いバイオリンですが、オーケストラや室内楽では、座って演奏します♪
じつは座り方にもコツがあるんですよ〜。
この際、上手な座り方を学んでみませんか?
先生に相談してみてくださいね。
でも、お願いだから
「練習ほぼゼロ。先生への要望だけ一丁前」
はやめてほしいです(泣)

「やれる範囲の努力をした上での相談」 なら、レッスン内容の工夫はいくらでもできます!
お子さんの場合にできる工夫
お子さんの場合は、体力や集中力が持つ時間に限界があるので、次のような工夫ができます。
- レッスン時間を短くする
- 座る活動や、バイオリンを持たない活動を途中に挟む(ソルフェージュが最適!)

体を動かして遊ぶ機会が減る時代。
基礎体力が弱いなと感じるお子さんに出会うことが増えました。
成長が感じられない・成果が見えないとき
上達スピードは、本当に人それぞれ。
特に、小1・小2でやめちゃうのはもったいないパターン多いです。

ピアノと比べたら綺麗な音を出せるまでのハードルが高い楽器なので、たしかに成果が見えにくいかもしれません。
でも、そこでちょっと辛抱してください!
紆余曲折ありつつも小5くらいまで続けた子は、再開したときの戻りがめちゃくちゃ早いんです!

ぶっちゃけた話。
「幼少期から小学校低学年にかけて1〜2年習ったけど辞めた」って人が大人になってから再開した場合、おもしろいぐらい体が覚えてません。
小学生のバイオリン「ここまではやっとくと安心」ライン!
- ポジション移動ができる
- 音とリズムをある程度自分で読める
- お手本と自分の違いがなんとなく分かる
教本でのおおよその目安は、
- 鈴木メソード →4巻のヴィヴァルディ協奏曲第1楽章
- 篠崎ヴァイオリン教本 → 3巻
- 新しいヴァイオリン教本 →4巻のホーム・スイート・ホーム(※3巻のエアバリエよりも弾きやすい。カデンツァは省略可)またはフィオッコのアレグロ(3巻)
こんな感じです!
将来ふと「また弾きたいな」と思ったときに、すごく楽になる目安です。
お子さんが、高校や大学でうっかりオーケストラに入る可能性がゼロとは言い切れませんよ。笑
「練習しないから月謝もったいない」問題
親御さんとしては「ごもっとも」ですよね。汗
私の体感では、
小学生以下で自主的に練習する子は、本当にごく少数(体感10%以下)
です。
他に楽しいものがいっぱいだし、そもそも彼らは自分でお金を払ってる意識も無いので。笑
でも、
「やると決めたことを投げ出さずに続ける」=すごく価値のある経験
だと思いませんか?
私は、生徒に対して
「バイオリンが超絶上手じゃなくて良い。バイオリンを通じて“大事な力”を身につけてほしい」
と思ってレッスンしています。
継続・努力・時間管理・人との関わり方…。
バイオリンは、その練習の場にもなります。

家でも学校でも無い場所で身につく力、週1回しか会わない人だから話せること・・・たくさんあります。
長いスパンで成長を見守ってくれる人がいる安心感。何事にも代えがたいものだと思います。
他に一生懸命やりたいことがある場合
このケースなら引き止めません。
快くバイオリン「卒業」ってことで、送り出してあげます。
「名誉中退」の場合もあるかな?笑
◆まとめ
「やめる」も「続ける」も、どっちも正しい選択です。
大事なのは、
“なぜそう思ったのか” を一回整理してみること。
頭がスッキリすると、後悔しない結論にたどり着けますよ!
ベストな選択ができますように。
それでは、流山のヴァイオリン・ソルフェージュ教室でした!

