【初心者から親御さん・受験生まで】ヴァイオリン上達は調弦から~耳を育てる習慣のすすめ
ヴァイオリンを習う人なら誰でも今日から挑戦できる、ヴァイオリンの音を美しい響きに変えられる条件が一つあります!

ストラディバリウスを持つこと?

誰でも持てるものじゃないw
それは、綺麗に調弦(チューニング)すること。
調弦は、ただ音を合わせるだけの作業ではなく、演奏の質・耳の育ち・集中力のすべてに関わる音楽の入り口です。
ヴァイオリンは、調弦がずれていると、どんなに練習しても、正しい音が身につきません。
逆にいえば、調弦を制する者はヴァイオリンを制すといっても過言ではありません。
今回は「ヴァイオリンの調弦」について、初心者から上級者、そして親御さんや受験生まで、すべての方に役立つ情報をまとめました。興味のある所からお読みください♪
ヴァイオリンの調弦(チューニング)とは?
ヴァイオリンは4本の弦をそれぞれ「G・D・A・E」(ソ・レ・ラ・ミ)の音の高さに合わせる必要があります。
この「音を合わせる作業」を調弦(ちょうげん)と呼びます。

「チューニング」とも言います。
こちらの呼び名のほうが耳馴染みある方も多いかもしれませんね。
調弦は高頻度で。楽器は生き物
調弦は毎回の練習前はもちろん、練習中であっても狂ったら即座に行います。

バイオリンは、ピアノのように鍵盤を押せば正しい音が出る楽器ではありません。
音程も響きも、すべて演奏者の耳と手の感覚に委ねられています。
狂ったままの弦で練習しても…
- 楽器が美しく響かない
- 正しい音程のツボを体得できない
- 合奏しても人と合わない
- 時間の無駄
と、良いことが一つもありません。涙
日々の調弦が、音を聴き分ける力を育て、演奏の安定感を支えてくれます。
ヴァイオリンの調弦が狂う理由

どうして調弦は狂うの?弾き方が悪いのかな?

その可能性もゼロでは無いけど…。
一番大きな理由は『楽器が生き物だから』かな。
プラスチック製の人工物とは違うよ。
人間は気候に順応しようとして、体が様々な反応をしますよね。
暑い時にアイスクリームや水を摂りたくなったり、寒い日に服を着込みたくなったり・・・

木でできているヴァイオリンも、ある意味で生き物。
湿気に反応してペグが回りにくくなったり、部屋の温度に反応して弦が緩んで音が下がったり…。(逆もあります)
調弦が狂うのは、楽器が周りの気候に順応しようとしている証拠です。

アコースティックピアノも、日々微妙に狂っていきます。
公共ホールでは年に数回、定期調律が入っているはずです。

そっか、電子ピアノは電化製品だから狂わないんだね!
ヴァイオリンの調弦方法(基本の流れ)
調弦にはいくつかのやり方があります。
- 初心者におすすめ → チューナーを使う
- 家にピアノがある方 → ピアノの音に合わせる
- 中級以上の方 → A線から順に、2弦の響きを意識して合わせる
レベルや環境によって最適なやり方は変わります。詳しくは以下の記事でご紹介しています(公開され次第、こちらのページからリンクを貼ります!)。
👉 [初心者・小学生向けの記事はこちら]
👉 [中級者以上・中高生・受験生向けの記事はこちら]
ヴァイオリン調弦にはトラブルがつきもの
調弦は慣れるまでトラブルがつきものです。例えば…
- ペグが回らない・すぐ戻る
- 弦が切れてしまった
- チューナーが反応しない
- 音がすぐ狂ってしまう
こうしたトラブルの解決法は、こちらの記事で詳しく解説しています(公開され次第、こちらのページからリンクを貼ります!)。
👉 [バイオリン調弦トラブルシューティング編]
調弦は初心者も子供も必要な習慣!
お子さんの場合、調弦は親御さんが手伝うケースが多いです。
でも、成長に応じて少しずつ自分でできるようになることも大切。
- 小さいうちは親御さんが安全にサポート
- 耳が育ってきたら一部を自分で挑戦
- フルサイズになったらペグで調弦できるように
お子さんの調弦サポート方法は、こちらの記事で詳しく解説しています(公開され次第、リンクを貼ります!)。
👉 [親御さん向けの記事はこちら]
道具で変わる!調弦のしやすさ
調弦のしやすさは「道具」にも左右されます。
- アジャスター付きのテールピース
- 弦の種類や張り替え時期
- チューナー(クリップ型・アプリ・専用機材)
こうした道具を工夫するだけで、調弦のハードルはぐっと下がります!
👉 [道具の話の記事はこちら](公開され次第、リンクを貼ります!)
まとめ:調弦を制する者はヴァイオリンを制す!
ヴァイオリンの上達は、正しい調弦から始まります。
毎日の調弦を習慣にすることで、耳が育ち、演奏もぐんと安定します。
ぜひ、あなたに合った調弦のやり方や道具の記事もチェックして、安心して練習をスタートしてくださいね!
💡 各記事は公開され次第、こちらのページからリンクを貼っていきます。ブックマークしてチェックしてくださいね!
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ソルフェージュの先生、ヴァイオリンの先生、時々オーケストラと室内楽。
ヴァイオリン弾きのソルフェージュ講師はわりと珍しいようです。指導経験は延べ100人以上。茨城県立水戸第三高等学校音楽科、Y. A. ミュージックアカデミー等で指導にあたる。都立芸術高校・東京藝大をヴァイオリンで卒業後、東京藝大院修士ソルフェージュ専攻を修了。
「音大受験の1科目」としてのソルフェージュではなく、実際の演奏に結び付くもの、音楽をより楽しめるものを目指しています。あらゆる楽器の生徒さんに対応していますが、得意とするのはヴァイオリンをはじめとする弦楽器。ヴァイオリンを学ぶ人に必要かつ不足しがちなことを、自身の実体験をふまえてレッスンしています。
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