ハーモニー(和声)を知って演奏しよう!和声聴音を勉強する意味

ソルフェージュ, 和声聴音アンサンブル, オーケストラ, 和音

西洋音楽は、リズム、メロディ、ハーモニー(和声)の3要素から成り立っています。
同じ音やリズムでも、支えるハーモニーによって、印象はガラリと変わります。

バイオリンはメロディばっかりだから関係ないよ!
そんなことありませんよ。演奏を仕上げる上で、和声を知ることは、とても大事なのですよ。

そうなんです。
ハーモニーを知るという行動は、演奏と大いに関係してくるのです。

演奏とハーモニー(和声)はどう関係するか?

こちらの和音たちを聴いてみましょう。どんな印象を持ちますか?

authentic_cadence

 

2番目の音で、お辞儀したくなったよ!

小学校などで、先生のピアノと一緒にお辞儀する時に聴く、アレですね。
ぶっちゃけ、お辞儀とセットで認識していただく必要は全くないんですけど(笑)
でも、1・3番目の音と2番目の音とで、テンションが違うことは感じて頂けたかと思います。

 

では、こちらの和音たちはどうでしょう?

deceptive_cadence

 

お辞儀して頭上げようと思ったら、なんだかズッコケちゃったよ!

先ほどのとはちょっと違いましたね。
元の音に戻らず、全然違う音に行ってしまいました。
若干ビックリする進行です。

 

では、最後の音に一工夫加えてみます。

 

 

 

最後の音を、小さくしてみました。
いかがですか?
ビックリ度合いが、ちょっと増えませんか?

 

うん、ビックリしたー!
ちょっとしたことで、印象が変わるんですね。

このように、和音のキャラによって表現を変えると、聴く人の印象はずいぶん変わるものです。
演奏を仕上げる時に、どんな和声になっているかを知ると、どう表現すればよいか、解決の糸口が見えたりします。

 

オーケストラや室内楽こそ、ハーモニー(和声)の感覚が大事

お辞儀したくなるほうの和音たちには、3つの和音全てに「G(ソ)」の音が使われています。

先ほど、1・3番目の音と2番目の音とでテンションが違う話をしました。

では、この和音たちを4人で演奏するとしたら・・・。
はたして、3つの「G(ソ)」を全て同じ気持ちで弾いてよいものでしょうか?

答えに迷うにゃー。
でも同じ気持ちでは弾きたくないにゃー。

おっしゃる通りですね。
悩んじゃいますよねえ・・・。

 

残念ながら、一概に答えを言える事柄ではありません。
 その場所や曲に応じて、相応しい表現は変わってくるからです。 

ですが少なくとも、自分が弾いてる音が和声の中でどんな役割を担っているのか知って弾くのとそうでないのとでは、弾き方が変わってくるのは、否定しようのない事実です。
なぜって、弾く側の気持ちやテンションが、まるで変わってしまうのですから。

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ハーモニーを知ると、聴く側にもメリットが!

あの、自分は聞き専なんで、この話関係ないっすわ。離脱します・・・。
いやいやいや。違うにゃー。そんなこと言わないでほしいにゃー。

演奏する人だけでなく、聴く人にとっても、ハーモニーを知ることには、メリットがあります。
それは、より深みのある聴き方ができるようになること。

最初に出した、小学校などでお馴染みのお辞儀の和音たち。
決して、聴き慣れない音では無かったですよね?
これはクラシック曲に限らず、しょっちゅう出てくる、わりと耳馴染みの和音なのです。
たとえばタ○モトピアノのCMとか・・・。

嘘でしょ!と思ったそこのあなた。
この和音の後に「ピアノ売って~ちょうだ~い♪」って言ってみてください(笑)続き歌いますんで(嘘)

 

ね、その通りでしょ?(笑)

まあ、○ケモトピアノのCMで和音のことを意識する人はあまりいないと思います!
なぜなら、メロディばっかり聴こえちゃって、ハーモニーのことなんか意識せずに見ちゃえるCMだからですw

だって、そうじゃなきゃ、肝心の会社名が頭に残らないじゃないですか。
(会社名を覚えてほしくてCM流すんだから、当たり前ですよねw)

Piano

話がだいぶ逸れましたが、ハーモニーを知ると、聴き方や感じ方が変わって、より深みのある聴き方ができるようになります。
鑑賞の楽しみが増えますね!

次の記事では、ハーモニーを聴くトレーニングは実際にどうやればよいか、掘り下げます。音楽を聴いたり弾いたりして楽しむあなたにも、音大受験生のあなたにも、役に立つ記事に・・・なる予定。

 

 

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