音楽用語を覚えるコツ3つ
「譜読み」でやっていること~音符に隠された情報編の中で、楽語(音楽用語)について取り上げました。
音楽用語がパッとわかると、譜読みが早くなって、楽譜から読み取れる情報を いちだんと 増やすことができます。
本記事では、音楽用語を覚えるコツを、3つご紹介します。
音楽用語辞典で意味を調べよう
「譜読み」でやっていること~音符に隠された情報編でもご紹介しましたが、音楽用語は大まかに次の4種類に分類することができます。
- 速さを表す言葉
- 音量を表す言葉
- その場所の表情や雰囲気を表す言葉
- 弾き方に関係する言葉
調べ始めると、遅かれ早かれ、このようなギモンにぶつかります。
まずは、音楽用語辞典を使って、大ざっぱな意味を調べましょう。
速さ・音量・雰囲気・弾き方のどれに当たるかも、知ることができますね。
独・仏・伊・英による音楽用語辞典 【改訂版】
早引き音楽記号用語事典 = A music sign and a term …
アルファベットで引く 6か国語音楽用語辞典 イタリア語・英語・ドイツ語・フランス語・スペイン語・ラテン語
楽典の本も使えますよ。
よくわかる楽典の教科書 (ゼロからすぐに身につく本)
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イタリア語やドイツ語の辞書を見てみよう
伊はイタリア語、独はドイツ語、仏はフランス語を表します。仏さまではない
イタリア語の音楽用語は、日本では「音楽用語」にカテゴライズされますが、イタリアではふつーの言葉として使われています。
ドイツ語やフランス語も同じ。その国でふつーに使う言葉が、音楽用語になっているのです。
- 陽気な、快活な
- (考えなどが)明るい、朗らかな
- のんきな、だらしない
- ほろ酔いの
あれれ・・・「速い」なんて一言も書いてない。
そう、Allegro自体には「速い」の意味はなく、ご陽気になった結果、若干速めになるという具合なんですね。
こういう本も参考になりますよ。私もよく読みます。
イタリア語から学ぶ ひと目で納得! 音楽用語事典
音楽用語のドイツ語
改訂新版音楽用語のイタリア語
自分なりのイメージをつくろう
ここまでで、音楽用語辞典や、イタリア語やドイツ語、フランス語の辞書を調べてきましたね。
調べがついた言葉から、自分なりのイメージが湧いてきていませんか?
絵が浮かんできたり、「あの頃のあんな気持ちかなぁ」なんて思ったり…。
具体的に「あの曲のあの辺りみたいな感じ!」と思い浮かぶ方もいるかもしれませんね。
イメージが湧いてきたら、しめたもの。
あなたの記憶を助ける道具になることでしょう。
そうしたら、大ざっぱにカテゴライズしましょう。
遅い系、速い系、歌う系、激しい系・・・
イメージの何かが似通って来るので、覚えやすくなりますよ。
知っている音楽用語を増やして、楽譜からより多くの情報を読みとりましょう!
ソルフェージュの先生、ヴァイオリンの先生、時々オーケストラと室内楽。
ヴァイオリン弾きのソルフェージュ講師はわりと珍しいようです。指導経験は延べ100人以上。茨城県立水戸第三高等学校音楽科、Y. A. ミュージックアカデミー等で指導にあたる。
「音大受験の1科目」としてのソルフェージュではなく、実際の演奏に結び付くもの、音楽をより楽しめるものを目指しています。あらゆる楽器の生徒さんに対応していますが、得意とするのはヴァイオリンをはじめとする弦楽器。ヴァイオリンを学ぶ人に必要かつ不足しがちなことを、自身の実体験をふまえてレッスンしています。
各種レッスン受付中!詳細は下記をクリック!