速い曲を練習する時に、テンポはどうする?譜読み段階のヴァイオリン編

2020-03-06アマオケボウイング,リズム,ヴァイオリン,指使い,譜読み

今回は、譜読みの段階での練習について、考えてみましょう。
速い曲を練習する時に、どんなテンポで練習していますか?

弾けるところはインテンポ、むずかしいところはゆっくり練習するよ!

あ、それ一番やっちゃダメなやつ。

とにかくひたすらゆっくり、ですかねぇ。

間違ってはいないけど、ゆっくりでしか弾かないのも考え物ですね。

さて、練習する時は、どんなテンポが良いのでしょうか。

譜読み段階での練習テンポ。ゆっくりorインテンポ?どっち?

※この記事では、ヴァイオリンを例に扱います。
他の楽器の方は、もろもろ置き換えてお考えください。

練習のテンポって、そんなに大ごとなの?

速く弾く時とゆっくりの時では勝手が全然違うし、速く弾いて初めてわかることと、ゆっくり弾いて初めてわかることがあるんですよ。

ヴァイオリンでは、左右の手はそれぞれ違う作業をしています。
ゆっくり練習した場合と速く練習した場合とで、両手それぞれにメリットとデメリットが出てきます。

Violin

ゆっくり練習する時は、音程とリズムに注目しよう

ゆっくり練習するメリットは2つあります。
左手がラクになることと、細かいリズムを確認しやすくなることです。

左手がラクになる

ゆっくり練習すると、左手はラクになります。
指を素早く動かす必要がないからです。
じっくりと音程を確認することができます。
ゆっくり過ぎると逆にわからなくなるのが難点

リズムを細部まで確認しやすくなる

ゆっくり練習すると、リズムを確認しやすくなります。
拍子を細かくカウントするための、余裕が生まれるからです。

4分音符1コを、4ツに分けてカウントするとかね。

弓のコントロールを細部まで確認できる

いっぽう、弓のコントロールは難しくなります。
弓をゆっくり動かす必要に迫られるからです。
そのぶん、動き方や量を細かく確認できるメリットが生まれます!

ベートーヴェンにありがちなこーゆー地味にムズいやつとか、余計ムズくなるかな。
音と音のすき間時間を長くとらなきゃいけなくなるから。
でも超絶勉強になる。
エチュードと割り切るのも手だよ。

Egmont_8note

そんなこんなで、ゆっくり練習するとなっても、ハードルが低くなるわけではありません。新しい課題が見つかると思います。
スロー再生するイメージで取り組むことをおススメします。

それなら頑張ってみようかな!

slow

インテンポで練習する時は、右手の動きに注目しよう

速くなんか弾けないよう!

まあまあまあ。やる前からそんなこと言わない方がいいよ。

右手のスピード感をつかめる

インテンポで練習すると、右手のスピード感覚を掴むことができます。

たしかに、インテンポで弾こうとすると、左手は指が回らないかもしれません。
でも、右手のスピード感をつかむ上では、練習テンポをインテンポ>>>>>>ゆっくりに設定する必要があります。
マラソンの練習と称してひたすら歩くだけの人は、おそらくいないでしょう。
実際に演奏するテンポでないと、練習にならない側面があるのは事実です。

ついでに言っておくと、速く弾く上で都合が良い指使いが存在します。
指使いを決める上でも、弾けなくてもインテンポで弾いてみるのは、方法の一つです。

speed

結局、練習テンポはゆっくりな方が良い?インテンポが良い?

ゆっくりテンポで練習することと、インテンポで練習することそれぞれについて、考えてきました。
両方にメリットとデメリットがあります。

ゆっくり→左手はラクかもしれないが、右手が大変
インテンポ→左手は大変だが、右手は実際の動きを掴むことができる

え、じゃあ、どちらが良いとか悪いとかそういう話じゃなく・・・?

そう、どっちも必要です!!!

というわけで、速い曲は「ゆっくりテンポとインテンポの両方で」練習してみましょう。

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