オーケストラの曲はどう練習する?アマオケ向け個人練習のコツ
アマチュアオーケストラに入ると、必ず必要になるのが「個人練習」。
でも実際には、

オーケストラの曲ってどう練習すればいいの?

ひたすら弾くだけでいいの?

個人練習で何をすれば合奏についていけるんでしょう?
こんな疑問を持つ方も多いと思います。
この記事では、オーケストラ曲の個人練習の進め方を、ヴァイオリンを想定して紹介します。
ヴィオラ・チェロ・コントラバスにも応用できる内容です!

練習のやり方次第で、相当ラクになります!
合奏で迷子になる時は、基礎的な譜読みの問題が影響していることもあります。不安な方は、まずこちらの記事で原因を整理してみてくださいね。
オーケストラ曲の練習|目標はどう設定する?

いや、どうって言われても………
とにかく弾けるようになりたいのよ!
最初はそれで良いかもしれませんが、その先はどうでしょう。

もう1ステップ上の目標を作れると良いですよね。
「ここはこう表現したい」とか、「この辺りキレイだから、ステキな感じに弾きたいな」みたいな感じの。

そうだね!「弾けたら終わり」じゃつまんないね!

綺麗ごと言わないで!
難しくて、弾くだけで精一杯なんだから!

まあまあ、そう仰らずに・・・。
何年後かに、もう1度その曲をやる時の目標でもいいじゃないですか。

そうだね。仮にそれが来世だったとしても…。

・・・・・・・・。
同じ曲を演奏するのでも、
10代で弾いた時と、
年齢を重ねてから弾くのとでは、
印象が、何もかも違います。

「あー、自分もそれなりに年とったんだなー」って思う瞬間ですw
きっと、ウン十年後に同じ曲を弾いたら、全然違うことを感じるんでしょうね。

人生の重みってやつだね!

君が言うなw
ぼんやりでOKなので、目標をちょいと高めに設定して、モチベーションを上げましょう。
オーケストラ曲の練習手順|「弾ける」を分解する
ちょい高めの目標・・・とは言ったものの、まず第1段階をクリアせねばなりません。汗
この記事はヴァイオリンを想定していますが、ヴィオラ・チェロ・コントラバスにも応用できる内容なので、参考にして頂けたら嬉しいです。
指使いを考えよう
指使いが決まらないことには練習になりません!
指使いを考える時のポイントは、大まかに4つあります。
- 左手がラクな指使いをとるか、移弦がラクな指使いをとるか。
- どのポジションでとるのがラクか。
- ちょっと背伸びすればできそうなのか、今の自分にはハードルが高すぎるのか。
- 音楽的に不自然でないか。
最初の2つは、「ラクする」という点でみたポイントです。
弾くのをラクにすると、ちょい高めの目標に、一歩近づけますよ。

音楽は滝に打たれる修行じゃないからね。
ちょっと頑張ればできそうな指使いにも、ぜひ挑戦してほしいです。
「音楽的に不自然でないか」は、やや上級テクかもしれませんね。
でも、音楽をたくさん聴く人なら、結構わかることが多いと思います。

「こんな〇〇はいやだ」みたいな感じで、〇〇の部分に作曲家名や曲名を当てはめて考えると面白いかもしれません。
オーケストラ曲の指使いについて気になる方は、こちらの記事も参考にしてくださいね。
独学でオーケストラ曲を練習していて、「これで合っているのかな?」と迷うこと、ありませんか?
流山のヴァイオリン・ソルフェージュ教室では、ヴァイオリン演奏を動画で送っていただき、弓使いや音程などをアドバイスするオンライン添削レッスンも行っています。
リズムを把握しよう
楽器で音を出す前に、アタマでもリズムを把握しておくと、演奏がラクになります。
リズムが分からない原因や効果的な練習方法について気になる方は、こちらの記事も参考にしてくださいね。
弓の量や場所を考えよう
弓はただ上下(左右)に動かせば良いものではありません。
その場所にふさわしい、使用量や場所を考える必要があります。
- 弓先
- 真ん中
- 弓元
- たくさん?
- 少し?

用法、用量を守って正しく使うのにゃ。

お薬みたいw
すでにボウイングが付いていれば、そのボウイングから、ある程度まで推測できます。
まだボウイングが付いていなければ、自分なりに考えてみましょう。
解らないなりに考えた結果でも、気づきがあるはずです。

知識として得たことよりも、体感や実感で得たことのほうが、記憶に残りますよね。
オーケストラ練習|「弾けた」の次にやること
あなたの「弾けた」を、磨いていく作業です。

弾けた部分だけをこの段階に進めるのでもOKです。
テンポに乗ろう
オーケストラは、みんなで足並み揃えて演奏します。
残念ながら、自分だけで弾けても意味がありません。泣
最初の目標は、一定のテンポで止まらず弾くこと。
……これが意外と難しい。
一定のテンポで止まらず弾く!と決めた時は、
多少のミスや音抜けを気にせずに
弾き続けます。
粗削りでも止まらず弾くことで、わかることがあります。

メトロノームを使うことや、YouTubeやCD音源などに合わせてカラオケ風に弾く練習も、効果的です。
アマチュアオーケストラに入るためのレベルの目安については、こちらの記事も参考にしてくださいね。
スコアを見て、周りを知ろう

スコアってなあに?

日本語では「総譜」と呼ばれ、全ての楽器の音が書いてあり、オーケストラの全体像がわかる楽譜のことです。
指揮者はスコアを見ます。
ところで、今度弾く曲のスコア、持ってますか?

持ってないぜw

すぐに買いましょう。

どれを買えばいいんだ?

有名な曲なら、日本の出版社から発売されていますよ。
楽譜屋さんのほか、Amazonや紀伊國屋書店でも手に入ります。
スコアを開くと、自分が見ているパート譜とは、全然違う光景が広がっていることでしょう。

なるほど。プラモデルで例えると、スコアは完成図、パート譜はパーツってことですね。
スコアについてもう少し詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてくださいね。
まとめ|オーケストラ曲の個人練習のコツ
オーケストラ曲の個人練習には、ソロ曲や教則本とはちょっと違うコツがあります。
- 目標を少し高めに設定する
- まず指使いを決める
- リズムを頭で理解する
- 弓の量や場所を考える
- テンポに乗って止まらず弾く
- スコアを見て周りのパートを知る
オーケストラは合奏の音楽ですが、その土台になるのは個人練習です。
どうせなら、ラクに楽しく練習していきたいですね。
千葉県流山市のヴァイオリン・ソルフェージュ教室ホームページはこちらから。
基礎から丁寧に学び、音楽を人生の友にすることをサポートします。オンラインレッスンあり。
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ソルフェージュの先生、ヴァイオリンの先生、時々オーケストラと室内楽。
ヴァイオリン弾きのソルフェージュ講師はわりと珍しいようです。指導経験は延べ100人以上。茨城県立水戸第三高等学校音楽科、Y. A. ミュージックアカデミー等で指導にあたる。都立芸術高校・東京藝大をヴァイオリンで卒業後、東京藝大院修士ソルフェージュ専攻を修了。
「音大受験の1科目」としてのソルフェージュではなく、実際の演奏に結び付くもの、音楽をより楽しめるものを目指しています。あらゆる楽器の生徒さんに対応していますが、得意とするのはヴァイオリンをはじめとする弦楽器。ヴァイオリンを学ぶ人に必要かつ不足しがちなことを、自身の実体験をふまえてレッスンしています。
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