初心者が気になるポイント「どのぐらい弾ければアマオケに入れますか?」への答え

2018-06-06アマオケオーケストラ, ヴァイオリン

某知恵袋さんでも、この手の質問をよく見かけます。
そりゃあ、気になりますよね。
ぶっちゃけると、 入りたい団体による が答えではあるんですが(笑)、ここでは1ランク上の楽しみ方をする上で押さえておきたいポイントを紹介します。

オケ曲のヴァイオリンパートを弾く上でのハードル、とりあえず4つ。

オーケストラ曲の楽譜をパッと見ると、有名なヴァイオリン協奏曲の楽譜よりも、断然カンタンに見えます。

綺麗なメロディ~♥
かんたんそうな4分音符がいっぱい!
あ、ここは同じ音の繰り返しだから、ラクなんじゃないですかね。

 

・・・・・・・・・・。
残念ながら、それは立派な落とし穴。

なぜ落とし穴なのか、オケ曲を弾くのに必要な技術をおさえながら、考えていきましょう。

 

指使いを自分で考える

意外と見落とされがちな落とし穴、指使い。
教則本や、市販の楽譜なら、何かしらの指使いが印刷されているケースがほとんどだと思います。
先生にところどころ直されることもあると思いますが、いちおう書いてある指使いで弾けば、何とかなりますよね。

でも、オケの楽譜に、指使いは書かれてません。
ノーヒントで超難問クイズに挑むようなものです。

 

「できるものなら1stポジションだけで済ませたいけど、高い音いっぱいあるし、無理っぽいな・・・」
「でも、どこでポジション上がればいいんだろう?」
「ここって、開放弦使っていいの?」
「うわーなにこの半音階(絶望)」

 

中には「指使いを今まで自分で考えたことない」という方も、いらっしゃるかもしれませんね。
でも大丈夫。今までレッスンを受けてきたのなら(あるいは部活などで経験を積んでいれば)、少なからず、何となくわかる所があると思います。
わからない所は 周りに聞いたり、レッスンで先生に聞いたりすれば良い んです。
そのうち、法則性に何となく気付けたりします。

偶数ポジションも使おう
2ndポジションや4thポジションを使うことで、かなりラクに弾ける場合もあります。
「音程が不安だから頑なに1stポジションで頑張る!」という方もいらっしゃるんですが、必ずしもそれが良いとは限りません。

 

バラエティに富んだ弓の使い方

そうなんです。ふつーに弾くだけじゃないんです。
思いつくままに挙げるだけでも、こんな感じ。

    • ベタ弾き
    • 飛ばし弓
    • 半飛ばし
    • 全弓
    • 弓先で
    • 弓元で
    • 真ん中で
    • 元から3分の2
    • 弓の毛を3本だけ使うような感じ
    • ゆっくり動かす
    • 速く動かす
    • ふつうの速さ
    • 全弓だけど最初と最後はゆっくり、真ん中は速く

 

・・・・・・・・まだまだあるけど、今日はこれぐらいにしときます!

※「そんな弾き方、やったことないよ!」という方へ。
カイザーとかクロイツェル教本の、リズム変えたりボウイング変えたりする練習をおススメします。
そう、上の方に書いてあるアレ。
これやるだけでも、ある程度はカバーできます。

 

テンポに乗る

自分のテンポだけで練習してしまっているケース、けっこうお見受けします。
でも、それでは残念ながら練習にならない。
オーケストラは、30人31脚どころか、100人101脚みたいなものですから。

※ソロの曲を練習する時は、ぶっちゃけ、テンポに乗れなくても何とかなる。
ただし、伴奏のピアニストが完全にアナタに合わせてくれることが条件

オケの曲はどうやって練習する?でも書きましたが、まずは、一定のテンポで、止まらずに弾いてみましょう。
そのうち、曲本来のテンポやノリがわかってきます。

ごまかし方を会得する

いくら楽譜の通り正確に弾けても、一人だけずれて弾いてたら、オケではアウト!
したがって、

多少誤魔化してでも流れについて行く>>>>>>>>>>>>>>>>>>>正確に弾く

となります。

テンポに乗る練習と同じように、まずは、一定のテンポで、止まらずに弾いてみましょう。
そのうち、「頑張って練習した方が良いところ」「多少弾けなくても何とかなるところ」が、わかってきます。

 

「スズキの*巻が弾ければ・・・」の落とし穴

ここまで読んでくださったあなたは、もうお気づきかもしれません。

 「教本の*巻まで行けば弾ける」とか、そういう話じゃない んです。
オーケストラって。

「何巻までいったか」ではなく、「それまでの過程をどう進めて来たか」の方が、ウエイトが大きいのです。

 

「2ndヴァイオリンなら大丈夫」・・・ホントに?

これだけは断言します。

大丈夫じゃない。

えー、音域は1stより低いから、ハイポジションを使う心配は少なそうだし、
「ぶん、ちゃっ、ちゃっ」とか、見た目簡単そうだし・・・。

はい、落とし穴。

単刀直入に言うと、2ndヴァイオリンは職人技です。
奥が深いんです。
見た目ほど単純じゃないです。

メロディっぽく聴こえるけどメインじゃない対旋律を弾いてたら、いつの間にか「ぶんちゃっちゃ隊」に早変わり。
息つく間もなくツッコミ(合いの手)を入れ、今度こそ目立つぞ!と思った矢先、背景に早変わり。
最後はメロディの1オクターヴ下を奏で、キメの和音で弾く音は、組体操のピラミッドで例えると真ん中へん。
ものすごく目立つわけではないけれど、彼らが居なければオーケストラは決して成り立たない。それが2ndヴァイオリン。

・・・・・・・・七変化どころじゃないんです(;^_^A
だからこそ、楽しいとも言えます♥

結局何が言いたいかと言うと、

 お願いだから、消極的な理由で2ndヴァイオリンを選ばないでください・・・。 

 

アマオケにもいろいろある

アマオケと一口に言っても、さまざまです。
学校や職場など特定の団体がもとになっている、選曲に特徴がある、年齢層が幅広い、ある1人の指導者を慕って集まる、練習場所が家のすぐそば・・・。

人の集まりですから、当然、相性はあります。
また、演奏している曲や母集団によって、「初心者歓迎」「経験豊富な方に限る」みたいな募集条件も、ずいぶん変わってきます。

 

「初心者歓迎」も、さまざま

多くの中学や高校に吹奏楽部があることからも、日本の管楽器人口(潜在的な部分も含む)って相当、多いと推測できますよね。
音大で管楽器を専攻する人も、「部活で楽器始めました!」な人が相当な割合を占めています。
いっぽう、オーケストラ部や弦楽部のある学校は、そう多くありません。
音大でも、「小さい時から習いました~♪」な人がほとんど。
(例外はコントラバスで、部活スタートな人が多い)

さて、クイズです。
オーケストラの演奏風景を思い浮かべてください。
いちばん人数が多い楽器は何でしょう?

 

 

 

正解は、ヴァイオリン。
1stと2ndに分かれてることもあって、よほど小編成の曲でない限り、10人を下回ることはないと考えてよいです。

対して、オーケストラの中にフルートは何人いますか?

 

 

 

だいたい2~3人。多くても4とか5。

お気づきになりましたか?
潜在的な楽器人口に対して、そもそも、需要と供給のバランスがとれてないのです。
そこで、「管楽器は募集締め切り、弦楽器は足りないから初心者にも門戸を開いて人数を揃えよう作戦」になる団体ある、というカラクリ。

 

もちろん、本当に初心者歓迎な団体もありますよ♪(ヴァイオリン教室やヴァイオリンの先生が母体(主体)となって活動している場合、これに当てはまるケース多し)
自分が心地よく参加できそうな環境を、よ~く検討して選びましょう!