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和声聴音が苦手なあなたへ。レベルアップのポイントは、復習するかどうか!

2021-07-30ソルフェージュ,和声聴音和音,聴音

こちらの記事で、四声体の和声聴音が聴き取れるようになるコツを紹介しました。

でも、まだ大事なことに触れていません。

成長の分かれ目は、復習するかどうか。

レッスンや授業で習った課題、答え合わせをしたままで終わっていませんか?

え、別に宿題とかじゃないし、答えきいて「あーなるほどー」って思ったから、それでよくない?

頭でわかるのと、聴けるようになるのは、イコールじゃないよね?

んぐぐ・・・。
でも復習って、何をすればいいの?

私がレッスンや授業で実践している、8つの方法をご紹介しましょう。

え、8つも!?

その1:和音を基本形に直す

読んで字のごとく。基本中の基本ですね。
音の順番を並び替えて、みたらし団子の形にしましょう。

dango

その2:和音の種類・コードネームを書く

※和音の種類は、「長三和音」「減七の和音」などを指します。

得意なほうどちらかでOK。
要するに、和音の響きがわかればよい

その3:和音の度数を書く

※「和音の度数」は、ローマ数字で記します。

一先ず、わかる所だけでOK。 書ける人は、転回形の数字も書きましょう。

最低限、書けるようにしておきたい和音リスト
  • 属七の和音

途中で転調している場合は、転調先の調での度数も書けるようにしましょう。

上で挙げた5種類をクリアできたら、次に挙げる5つの和音も書けるとよいですね。

次にチェックするのはこの5つ!
  • Ⅱ度7
  • 属九の和音
  • 属九の根音省略形
  • 近親調のドミナント
  • ナポリの六

※コードネーム派の人は、その3をとばしてもかまいません。

その4:ピアノで弾いてみる

え、いや、あの、その・・・ピアノ苦手なんですよね。
受験のためにピアノ始めたクチなので・・・

和音ぐらい弾けるようになっといたほうがいいよ。
弾いてみて初めてわかること、いっぱいあるし。

文字も楽譜も、書いて初めてわかることがありますよね。
それと同じように、音を出して初めてわかることも、たくさんあります。

和音なので、ピアノを始めて間もない人でも、音を出すハードルはそう高くないはずです。スローテンポからチャレンジしましょう。

Piano

その5:自分で書いたものと正解を弾き比べ・聴き比べ

はい、ここで早速ピアノ使います。その4とセットでどうぞ。

自分が書いた音を正確に弾くのがミソですよ。

自分の苦手ポイントや、間違えたプロセスがよくわかるよ。

その6:3声部をピアノで弾きながら、1声部をドレミで歌う

ピアノの音と自分の声で、ハーモニーを作ってみましょう。
声を出すだけでなく、響き全体を聴くのがポイント。
ドレミは、音名でも階名でもOK。

人によっては、弾いた音と違う音を歌うハードルがあるかも。
でも、慣れれば大丈夫。

その7:3声部をピアノで弾きながら、1声部を母音で歌う

その6の母音バージョン。

ドレミで歌うのとは、また違う感覚があるね。
「母音のほうが歌いやすい」って人もいるんじゃないかな。

その8:移調して弾く・歌う

いろいろな調に移調して、その4~7をやります。

移調してみて、初めてわかることもあるんですよ。
臨時記号の付け方とか・・・

弾いてから書くのでも、書いてから弾くのでも、弾くだけでもOK。

半音ずらした調、全音ずらした調あたりから入るのがおススメだにゃ。

なるほど、これだけやれば、なんとかなりそうね!

ここまで来たらあともう一歩!
苦手な音域別の攻略ポイントをおさえましょう。
続きはこちらの記事にて。