メトロノームは不要?必要?論争を、ヴァイオリン教師とソルフェージュ教師がぶった切る!?
私のまわりだけかもしれませんが、
メトロノーム使わないとリズムがわからないし数えられないから、メトロノームは絶対いる!!!
メトロノームは非音楽的だから使わないほうが良いと思うんですよね・・・
メトロノームを使うか否か、少なくとも2通りの考え方があります。
まるで二者択一を迫られるかのような論調に聞こえるんですけど(気のせい?)
正直、どちらが正しいとも言い切れないと思います。
メトロノームを使ったほうが良いのはどんな時?
私が観測する限りですが
- 同じテンポで周期的に拍を数え続けられない
- リズムを理解できていない
- リズムを頭では理解しているものの、体感として身につくまでに到っていない
という場合は、メトロノームが必要です。
拍を数え続ける後ろ盾として、メトロノームの助けを借りた方が良い状態と言えます!
先人が残した楽譜を正確に再現するのが、永久に不可能になっちゃう・・・
メトロノームを使わなくても大丈夫なのはどんな時?
またまた私の観測する限り、ですが。
「メトロノームは使わなくてよい」と主張する方の多くは
- 一定のテンポで、止まらずに、ある程度は演奏できる状態
- 微妙にテンポを揺らしても演奏できるだけの、技術と余裕を持ち合わせている
少なくとも、このどちらかには当てはまるような気がします。
要するに、血眼になってメトロノーム使わなくても大丈夫な人ってこと。
そこにある音楽を表現する上で、機械的な「カチ、カチ…」「ピッ、ピッ…」を邪魔だと感じた時に
メトロノームが要らなくなるんだと思います。
機械的な演奏(=メトロノームにピッタリ合った演奏)を脱したいと感じた時も
同じですね。
メトロノームを使うか否か、その目安は?
結局さあ、メトロノームは使ったほうが良いの?使わない方が良いの?
メトロノームが必要か不要か、の分け目には
自分に揺るぎない物差しが身に付いてるかどうか
の要素が、多分に含まれていると思います。
拍やテンポなど、西洋音楽の根っこの部分に躓きがある段階ならメトロノームの助けを借りた方が良いし、
微妙な「ゆれ」の表現をあーだこーだ練習したいときは、メトロノームなんか邪魔者になる。
そりゃー相容れない論争になり得るなー、と思います。😅
というわけで、結論。
人による。
としか言いようがないね。
自分はどっちなんだろう?
大雑把に、ですが
- 先生や仲間から、リズムに関する指摘を受けることが多い気がする
- どんどん速くなる(あるいは遅くなる)と指摘されることが多い気がする
- 自信がない
上記のどれかに当てはまった人は、メトロノームを使ったほうが良いです。
メトロノームと程よく付き合いましょう!
レッスンのお問い合わせはこちらからどうぞ!ヴァイオリン・ソルフェージュどちらも生徒さん募集中です。譜読みに関する内容であれば、ヴァイオリン以外の楽器の方もOK!
ソルフェージュの先生、ヴァイオリンの先生、時々オーケストラと室内楽。
ヴァイオリン弾きのソルフェージュ講師はわりと珍しいようです。指導経験は延べ100人以上。茨城県立水戸第三高等学校音楽科、Y. A. ミュージックアカデミー等で指導にあたる。
「音大受験の1科目」としてのソルフェージュではなく、実際の演奏に結び付くもの、音楽をより楽しめるものを目指しています。あらゆる楽器の生徒さんに対応していますが、得意とするのはヴァイオリンをはじめとする弦楽器。ヴァイオリンを学ぶ人に必要かつ不足しがちなことを、自身の実体験をふまえてレッスンしています。
レッスンのご案内ページはこちら
細々としたYouTubeはこちら