実体験を伴わない知識は教えられない+伝わらない
大学生の頃から、人にレッスンをする側に立つようになりました。
レッスンを受ける側と逆の立場になって、わかったことがあります。
実体験を伴わない知識は教えられないし、伝わらない。
実体験を伴わない知識は教えられないし、伝わらない
自らが体感したこと、心の底から実感したことは、なんやかんや伝わります。
うまい言葉が思いつかなかったとしても、実体験があるので、説明や言い換えが利く。
いっぽう、表面的な知識は、言い換えのしようがない。
なぜなら、本質を体感していないから。
私に質問した後しどろもどろしていたら、表面的な知識を説明した時の可能性が大きい(笑)
ヴァイオリンを持つときの腕の形?
小学生の頃、ヴァイオリンの先生から、 ヴァイオリンを持つときの腕の形は、赤ちゃんを抱く時の感じと似ている と教わった経験があります。
身近に赤ちゃんも居なかったし、ぬいぐるみとは勝手が違うし(そもそも結構大きなぬいぐるみだぞ)、犬や猫も飼ってなかったし、当時は全く理解できませんでした。今も実感としてはわからぬままである。
大学生になって、自分が初めて人にヴァイオリンを教えた時、生徒さん(小学生)にこの例え話をしてみました。
一切伝わらなかった。
それ以外の説明の仕方も、思いつかなかった。
自分にとって ヴァイオリンを持つ という行動は、「こうやって覚えた」的なものが無い事柄だったからでしょう。
以来、「ヴァイオリンを持つときの腕の形≒赤ちゃんを抱く時の感じ」の説明は使っていません。
付け焼き刃の知識で、本質は伝えられない
実体験を伴わない、いわば付け焼き刃な知識で伝えられることは、表面的な内容だけです。
つまり、本質は伝えられない。
今までに一度だけ、同業者の方に、自分の知識を搾取されていると感じた瞬間がありました。
相手から、金の匂いしか感じなかったからだろうなー。
お互いの勉強になっていれば別に構わないんですよ。
こちらにも学びがあったのなら、いわば物々交換だし。
でも、その方から学び取りたいと感じる事柄は、ほとんどありませんでした。
「金の匂いしかしない奴と関わってもロクなことない」ってことぐらい。
人から搾取した表面的な知識を人に教えたところで、きっと伝わらないでしょう。
ついでに言うと、そういう人は、いつかメッキが剥がれると思ってます(笑)
実体験をふまえてブログ書いてます。
このブログの記事は、私が実体験に基づいて書いている内容がほとんどです。
伝え方のせいで、私の意図することが伝わっていない部分はあると思うので、ブログ読んでそのまま実行しても、うまくいくとは限りません、残念ながら(汗)
でも、少しでも伝わっていれば嬉しい。
文字で伝えきれない情報は、レッスンを通じてお伝えできると信じています。
というわけでレッスンページ絶賛改訂中。
ソルフェージュの先生、ヴァイオリンの先生、時々オーケストラと室内楽。
ヴァイオリン弾きのソルフェージュ講師はわりと珍しいようです。指導経験は延べ100人以上。茨城県立水戸第三高等学校音楽科、Y. A. ミュージックアカデミー等で指導にあたる。
「音大受験の1科目」としてのソルフェージュではなく、実際の演奏に結び付くもの、音楽をより楽しめるものを目指しています。あらゆる楽器の生徒さんに対応していますが、得意とするのはヴァイオリンをはじめとする弦楽器。ヴァイオリンを学ぶ人に必要かつ不足しがちなことを、自身の実体験をふまえてレッスンしています。
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