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聴音の試験で点数アップするコツ!苦手ポイント別にご紹介

2020-03-03ソルフェージュ聴音,音大,音楽高校

入試シーズンもいよいよ大詰めですね!
今回は、音大・音高入試科目の一つでもある聴音の点数アップを狙うコツを、苦手ポイントごとにご紹介します!

もちろん、期末試験とかでも使えるよ。

まず、自分の苦手ポイントを把握しましょう。
どこに躓きがあるのか自覚しないことには、始まりません。

ありがちなのは次の3つ。

  • 音の高さ
  • リズム
  • 見直し

それぞれ詳しく解説します。

視唱の練習をして、音の距離感を掴もう

音がわからない(書けない)場合には、視唱の練習をおススメします!

しかも、母音で歌ってみましょう。

母音=あ・い・う・え・お

ドレミでなら歌えるんだけどなー。
「あ~~~~~~~」で歌うとか、難しいよぅ。

音名や階名では歌えたのに、母音になると、意外と歌えなかったそこのアナタ。
音どうしの距離感が掴めていない可能性が大きいです。。。

臨時記号になるとわからない

ナチュラルだったのにシャープ書いちゃった…。

臨時記号がつく音になると、ミスをしてしまうあなた。
前後の音との音程関係を掴めれば、ミスを無くせる可能性があります。

全音なのか、半音なのか。
はたまた、増音程なのか。

固定ドの音名唱ではわかりにくい、抜け落ちてしまうポイントです。

歌ってる音は正しいのに、言っているドレミがまるで違う

これもありがちなケース。

わかりやすく言うと「かえるのうた」の出だしを「ドミファラソミド~♪」って言いながら正しい音で歌う感じだよ。
あ、むしろわかりにくい?

妙な絶対音感を持っている人からすると、逆に器用に思えてしまいます(汗)

そんな現象が起きているアナタは、音名や階名で歌う練習も必要です。

でも必ず、母音で歌う練習と並行してください。

絶対音感が無くても、聴音は点数アップできますよ。

リズムがわからなくて、書けない場合

音はわかるけど、リズムが・・・。

リズムがわからない人は、拍とリズムの関係がわかると、おおかた改善します。

拍をとって、リズムの練習をしよう

「聴音の試験で点数アップ」と銘打ったこのページに辿りついたアナタは、きっと、リズムを打つ・歌う練習は、やったことがあると思います。

ちなみに、拍をとってリズムを打ったり、歌ったりしたことは、ありますか?
(あるー!という人は、どうか次へお進みください。)

拍があって、初めて、リズムが成り立ちます。

  1. 拍を打ってリズムを歌う
  2. 口で拍をカウントして、リズムを打つ

メトロノームをかけながらやっても構いませんが、自分でも一緒に拍をカウントしましょう。

音に優先順位をつけて書こう

むやみやたらに音を書き続けても、あまり良いことは起きません・・・。
まずは、拍頭の音を書くようにしましょう。

おススメの優先順位!

各小節の1拍目

真ん中の拍(4拍子なら3拍目、2拍子なら2拍目)

書く場所も意外と大事

1拍目の音は小節の左端に。
(真ん中の拍がある拍子の場合は、)真ん中の拍(4拍子なら3拍目、2拍子なら2拍目)は真ん中より少し右に書きましょう。
視覚効果、おそるべし。

words

音が鳴らなかった!休符?タイ?

拍頭の音を書いていくと、音が鳴らない(聴こえない)時もあります。
タイなのか、休符なのか。
響きが残っていればタイ、そうでなければ休符です。

休符なのか、音が延びてるのか。引っ掛けポイントだにゃ。

付点音符で書き表せないような、ちょっと複雑なリズムが出てきても大丈夫。
ひたすらタイを使って書きましょう。
複雑なリズムは、だいたい、それで書けます。
ぱっと見で拍頭がわかれば、問題ありません。

音符の計算問題なんかも役立つにゃ。

1拍のなかに、音はいくつ?

1拍の中にいくつ音があったか、聴きながらメモしましょう。
2つ?3つ?4つ?はたまた5つ?

1拍をどう分割しているか。
それがわかるだけでも、リズムの選択肢を狭めることができます。
なのでおススメです。

Chaos

見直ししてる?

一般科目のテストと同じですが、

見直ししてますか?

書くだけで手一杯なのに、見直しとか無理!

諦めないで。気付いた場所を見直すだけでも大丈夫。

見直しが不十分なせいで減点されてるとしたら、もったいない。MOTTAINAI!

Surprise

復習の習慣を付けよう!見直しの前段階

ふだんのレッスンや授業から、書いたものを復習する習慣をつけておくことを、おススメします。
簡単な方法は次の2つ。

  • 書いたものを歌う。
  • 書いたとおりに楽器で演奏する。

入試や期末試験などの聴音は、少なくとも、演奏不可能な楽譜にはならないはず!
(たぶん笑)
万が一、図形楽譜でないと書けないような問題だったら、高確率で意地悪だと思うw

つまり。

自分が書いた楽譜で演奏不可能だった場合は、何かしらの破綻が生じている可能性が高い。

ふだんから、聴音を復習する習慣をつけておくと、実際の試験でも、見直しする余裕が生まれます。

見直しする余裕がないあなた。ひょっとして、
学科のテストでも点数が伸び悩んでたりしませんか?
え、自覚ある?ほいじゃ頑張ってねー。

聴音とは、音楽を聴くことである

最後に大事なことをひとつ。

聴音とは、音楽を聴くという意味です。

いくら完璧な答案が書けても、音楽を感じて聴き取れていなければ、あまり意味はありません。
自分の専攻楽器以外の曲も聴く。
クラシックだけでなく、多ジャンルの音楽も聴き、雰囲気やノリを感じる。
幅広く音楽に触れておくことが、音楽をやる人にとって、いちばん手っ取り早い勉強法だと思うのです。


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