アマオケのヴァイオリンを100倍楽しむ!初心者〜中級者のためのオーケストラ上達ガイド
この記事では
- オーケストラ曲の練習方法
- スコアの読み方
- ボウイングの考え方
- アマオケでよくある悩み
などをまとめています。
アマチュアオーケストラでヴァイオリンを弾くのは、とても楽しいですよね。
でも、実際に参加してみると、

オーケストラ曲の練習方法が分からない・・・

ボウイングや指使いは、どうしたらいいんだろう?

他の人の演奏についていくのが大変・・・
と、戸惑うことや

もっと上手くなりたいけど、なかなかうまく弾けない…
と悩む人も少なくありません。
私自身、音大卒としてアマチュアオーケストラと関わる中で、

これを知っているだけで、演奏の楽しさが何倍にも広がるのに・・・。
と感じるポイントがいくつもありました。

自分のパートをちゃんと弾けるようにすること以外にも、演奏が楽しくなる工夫がたくさんあります。
この記事では、アマオケでヴァイオリンをもっと楽しむためのヒントを、テーマ別にまとめています。
気になるところから、ぜひ読んでみてくださいね。
譜読みそのものに不安がある場合は、まずこちらの記事で原因を整理してみてくださいね。
オーケストラの仕組み
アマチュアオーケストラに参加して、初めに戸惑うことの一つが、席順や席ごとの役割では無いでしょうか?
前のほうと後ろのほう、内側と外側の席の違いなど、オーケストラの席順に隠された仕組みを知っておくと、練習の楽しみが増えます。
オーケストラ曲の練習方法

まずは自分のパートをしっかり弾けるようにしたほうがいいんだよね!

うーむ。必ずしも最善策ではないですね・・・。

???
オーケストラ曲は、教則本やソロの曲とは、練習の考え方が少し違います。
- スコアを見る
- 自分の役割を理解する
- 全体の構造を知る
といった視点を持つだけで、合奏や練習がずっと楽になります。

時には他のパートとの絡みを理解したほうが、結果的に弾きやすくなったりします。

なるほど!
パーツじゃなくて、完成図を知るってことですね!

「落ちる」問題も、解決できますよ。
最強のアンサンブル力は、他のパートを聴く努力から
自分の演奏だけに集中していると、不思議と周りの音が聴こえなくなりがち。
でも、オーケストラやアンサンブルは 会話 に似ています。
相手の話をよく聴くことって、会話する上で大切なポイントですよね。
それは音楽も同じです。
- 相手の音に耳を傾ける
- 自分が完璧じゃなくても、まず「聴こう」とする
他の人の音を聴くと、自分の出すべき音の「居場所」が見えてきます。
世の中に完璧な人なんていませんが(そうですよね?)、助け合えば、美しい音楽は生まれます。
みんなで支え合って、ひとつのハーモニーをつくる。
それがアマチュアオーケストラの魅力・醍醐味ですよね!

でも、みんな弾けてない所があったら、そこは本当に難しい場所です(汗)
頑張って乗り越えましょう。
オーケストラで役立つ演奏テクニック
オーケストラでは、独奏とは少し違うテクニックや考え方が必要になります。
たとえば
- ボウイングの考え方
- 開放弦の使い方
- きざみ音符の処理
などです。
弓の端っこは、演奏効果を左右するポイント!

弓の根元や先端って、松脂をめっちゃ頑張って塗り塗りする人は多いけど、実際に使えてる人は案外少ないように感じます。
弓の根元や先端、うまく使えていますか?
オーケストラの曲には、弓の根元や先端を使うと演奏効果が爆上がりするフレーズがたくさんあります。
- 弓の根元 →物理的に重みが乗りやすく、重厚感ある音を出せる
- 弓の先端 → 木が細いので、繊細な音を出しやすい


「そういえば松脂はめっちゃ塗るけど、端っこ使ってないかも…」と思ったあなた、要チェックです!
演奏の幅がぐっと広がりますよ!
「きざみ」は見た目より奥が深い

「きざみ」ってなに?

業界用語ですね。略記法の一種です。
例をいくつかご覧ください。





でも、刻まれた形だけを頑張って練習すると、作曲家の本当の狙いを見落とします。
きざみで記譜されている時に重要なのは「音が変わるタイミング」だからです。

なんで?

音が変わる時に、響きの色合いが変わるからだよ。
つまり。
「同じ音を何回弾くか」よりも、
「音が変わるべきタイミングで音を変える」ことのほうが
何倍も大切なんです!

ほえーっ。
しつこいようですが、
「回数足りなくても然るべきタイミングで音を変える」>>>>>>>>>>>「規定回数弾く」
です!!!
きざみを正しく弾く第一歩
きざみを正しく弾く第一歩は、
原形(=刻まない形)を知ること
です。
原形を知っておけば、きざみの演奏にも自然と説得力が生まれます。

自分のパートの音が変わらなくても、他のパートの音が変わって響きが変化する時もあるよ。
やっぱり相手のパートを知ることが大切だね。
タイを外して見えてくるリズムの正体
タイ(音符同士を繋ぐ線)のあるリズムは、難しく感じている人が多く、演奏者泣かせ。


合奏で「タテ」がズレやすい場所ナンバーワン(独断と偏見)。
タイがあるリズムでタテがずれてしまうのは
「タイが無かったらどうなるか」を知らないまま、感覚で弾いてしまうから。
でも「タイ無しの形(原形)」を知っておけば、もう怖くありません!
- タイを外した形で歌う(拍をとりながら)
- タイを外した形でメトロノームに合わせて弾く
- タイ付きで歌う(必ず拍を取りながら!)
- タイ付きでメトロノームに合わせて弾く

え〜、そんなにやるの?めんどくさ〜い。
と思ったあなた。
だまされたと思って「1.タイ無しで歌う」だけでもやってみてください!
作曲家がなぜタイを使ったか、意図がわかってくるはずです。

タイが無かったら台無し。

???
スラーの裏に隠された“音楽の素”
タイとスラーが複雑に絡むフレーズ。
“うまく弾けない…”そんな経験ありませんか?
前項にある通り タイ無しで練習する ことに加えて、
スラーの無い形(原形) でも弾いてみましょう。
原形を知っておくと、スラーがどう付いても対応できます。

音楽の「骨組み」を理解してから装飾を乗せるイメージです。
アマオケでよくある悩み
アマチュアオーケストラの悩みは、技術だけではありません。

むしろ、技術以外の悩みのほうが多いんじゃないか説あるよね。
演奏以外の疑問についても記事を書いています。
アマオケに入りたい人へ

アマチュアオーケストラに入ってみたいけれど、どのくらい弾ければいいの?
という質問も、よく聞かれます。
気になる方は、こちらの記事もチェックしてくださいね。
アマオケをもっと楽しむために
アマチュアオーケストラは、音楽を続けていくうえでとても魅力的な場所です。
ちょっとしたコツを知るだけで、演奏も合奏もぐっと楽しくなります。
自分が100%弾けなくても、耳を傾けて、気持ちを寄せていくことこそが成功の鍵。
「完璧」を目指すよりも、「繋がり」を楽しみましょう。
この記事で紹介した内容が、アマオケで演奏する皆さんのヒントになれば嬉しいです。
この記事で詳しくは触れていませんが、オーケストラ曲でのもう一つの悩みどころは、指使いではないでしょうか?
楽譜に書いていないことも多いですよね。
流山のヴァイオリン・ソルフェージュ教室では、アマチュアオーケストラ奏者向けにヴァイオリンの指使い相談(オンライン)も行っています。
「この1ヶ所だけ相談したい」という場合でもOK!お気軽にご相談ください。
千葉県流山市のヴァイオリン・ソルフェージュ教室ホームページはこちらから。
基礎から丁寧に学び、音楽を人生の友にすることをサポートします。オンラインレッスンあり。
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ソルフェージュの先生、ヴァイオリンの先生、時々オーケストラと室内楽。
ヴァイオリン弾きのソルフェージュ講師はわりと珍しいようです。指導経験は延べ100人以上。茨城県立水戸第三高等学校音楽科、Y. A. ミュージックアカデミー等で指導にあたる。都立芸術高校・東京藝大をヴァイオリンで卒業後、東京藝大院修士ソルフェージュ専攻を修了。
「音大受験の1科目」としてのソルフェージュではなく、実際の演奏に結び付くもの、音楽をより楽しめるものを目指しています。あらゆる楽器の生徒さんに対応していますが、得意とするのはヴァイオリンをはじめとする弦楽器。ヴァイオリンを学ぶ人に必要かつ不足しがちなことを、自身の実体験をふまえてレッスンしています。
各種レッスン受付中!詳細は下記をクリック!



















